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2012年12月16日日曜日

人はなぜこんなにも終末論を好むのだろう。


「世界は2012年12月21日に滅亡しません!米政府が公式発表」

という話題です。

アメリカ人も、どこまで本気でどこまでユーモアのつもりかわかりませんが、
まあ、しょうもない話題ですw
(なんか映画の広告と一緒だったしwシネマトゥデイだし)


そりゃあ常にその可能性がないわけじゃないけど、いついつってピンポイントで予想できるものでもないでしょう。

まあ、この手の話は今に始まったことではなく、昔から世界各地であったみたいですが。
ノストラダムスとか、俗流「末法」とか(末法って、本当はそういう意味じゃないらしいです)、黙示録とかとか…



なぜ


でもなんで人類はこんな終末論好きなんでしょうね。

今の世界で無力感を感じてるから?
今の秩序が気に入らないから?

いろいろ説があるんでしょうが、よくあるのは

  • ガラガラポン願望とかリセット願望
  • 自暴自棄→もう世界もろとどうにでもなれ

とかでしょうか。

前者はまだ仕切り直したいっていう少しは前向きな感じが残ってるっぽいですが、
後者は「みんな消えちゃえー」だからなぁ…コラコラヾ(・∀・;)オイオイと

自分は生き残るつもりでいるのか、そうでないのか
で変わってくるのかもしれません。



さて、ここでは、もうちょっとマシかもしれない解釈を提示してみようかと思います。



メメント・モリとしての終末論


有名なラテン語の警句「メメント・モリ」(死を思え)

もちろんここで言う「メメント・モリ」は、「我々は死ぬ存在だ。だからこそ今を楽しめ!」っていう古代的な意味です。

時々思い出したように流行る終末論によって、
もしかしたら近いうちみんな死ぬかもしれない
と思うことで、
日常生活で意識しない死というものを思い出す機会なのかも、
と。

で、死ぬとして、

  • 今の世界はどうですか?
  • 今の生き方はどうですか?

それでOK?と自問を迫る機会なんだと。

ちょっと飛躍気味に見えるかもしれませんが、
そういうふうに終末論を利用すれば、終末論もちょっとは有用かなと。

(ま、元ネタは、前回記事で紹介したあの本です。

これに出てくる「メメント・モリ」の話を終末論に適用してみたただけなんですけどね(^^ゞ)


とはいえ、実際は悪用されたり、ただ騒ぐだけで終わる場合がほとんどですけど…(^_^;)

しかし、本当に真に受けて思いつめ過ぎるのはちょっと…

あっちは宗教的背景もあったりして、ついにきたか…!ってなる人が多いということでしょうか。どうなんだろ。



カルペ・ディエム!


願っても、願わなくても、やってくる
遅から早かれ、個体としての終わりの時が

どうせいつかは終わる夢
ならばいい夢見たいじゃない

なんてねっ(;´∀`)




古代ローマのホラティウスも言っています。
「今日という日の花を摘め」













元記事引用↓


世界は2012年12月21日に滅亡しません!米政府が公式発表

シネマトゥデイ
2012年12月10日(月)20時11分配信


 世界は2012年12月21日に滅亡しないとアメリカ政府が公式サイトUSA.govで見解を表明している。この2012年12月21日世界滅亡説は古代マヤ文明が予言したもので、ローランド・エメリッヒ監督のディザスター映画『2012』などでも題材にされている。

 21日が近づくにつれインターネット上で終末説がささやかれるようになったことを受け、アメリカ政府は「彗星が大変動を引き起こす、惑星が地球に衝突するというようなことはありません」と数々のうわさを否定。「世界が2012年12月21日もしくは2012年中に滅亡することはありません」と断言した。

 2012年終末論を真に受けているアメリカ人は数多くいて、 NASAには世界の終りを危惧する手紙が何千通も寄せられているとのこと。NASAのある科学者は「11歳ぐらいの子どもたちから週に1回は『世界の終りが近付いているために気が滅入って自殺を考えている』という内容のメッセージをもらいます」とコメントするなどなかなか深刻な問題になっているようだ。それだけに今回アメリカ政府が公式の声明を出すことになったのだろう。(編集部・市川遥)

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